会長挨拶・法人沿革

(一社)福岡市土木建設協力会
会長 大野 太三 

《会長挨拶》 
 福岡市土木建設協力会は、土木建設業を生業(なりわい)とする会社(会員)で構成する一般社団法人で、2020(平成32)年には創立70年を迎える福岡地域では最も歴史のある建設団体です。

 土木建設業は、地域経済の発展に欠かすことのできない社会基盤整備の担い手であり、このことを通じて多くの雇用機会を生んでまいりましたし、これからもそうあり続けたいと強く願っています。

 一方で「きつい」「危険」「汚い」のいわゆる3K職場といわれてきました。最近では「安い給料」「少ない休暇」「カッコ悪さ」が加わって6K職場と揶揄されているようですが、このことは職場環境の改善に積極的に力を傾注してこなかった我々の大きな責任でもあると大いに反省するところであり、経営環境がそれを許さなかったなどと弁明するつもりもありません。

 我が国では少子高齢化の到来と併せて前述のような状況にあることから、建設業の世界に新たに足を踏み入れてくれる若者達が著しく減少しています。このことは工業高校や高専(工業高等専門学校)さらには大学で「土木科」と呼ばれる専攻課程が殆ど消えてしまっていることからも伺われるところです。

 我々土木建設業は、道路・水道・下水道・橋梁・トンネルなどなど人々が文化的な生活を営むために、そして経済活動を行うために欠かすことのできない“ものづくり”を行っています。これからも自信を持って、かつ、安全・快適に仕事を進めてまいります。併せて、建設業の素晴らしさを多くの皆様に理解してもらい興味を持ってもらえるような風土を築き上げてまいります。

 近年、気候変動の影響からなのか地震や台風さらには局地的集中豪雨による災害が頻発化しています。最近の新聞・テレビ報道では、建設業者が重機などを使い必死になって復旧に立ち向かっている姿が数多く見られるようになりましたので、被災現場で活動しているのは「消防や警察、自衛隊だけではない」ということを知っていただいたことと思います。我々建設業者がいち早く現場に駆け付け、行政との連携の下に災害と対峙していることを是非ご理解ください。
 これからも行政と共に、市民の皆さんの“安全と安心”に尽力してまいります。

                                    平成28年6月 会長 大野 太三
 

法人沿革

 福岡市土木建設協力会は、福岡市内に本社を置く建設業者で構成する一般社団法人で、土木建設事業の円滑な推進と技術的・経済的向上を図り、公共の福祉の増進に寄与することを目的に設立された団体です。
 その設立は1950(昭和25)年に遡ります。福岡の都市部が太平洋戦争という痛ましい歴史の中で1945(昭和20)年6月の福岡大空襲によって焦土と化しましたが、その後、戦災復興の槌音が鳴り響き現在の発展の礎が築かれました。

 1949(昭和24)年5月の建設業法の公布などにより建設業の役割が大きく求められるといった時代背景の中、さらには荒涼とした市街地を早期に復興させたいという土木関係者の気持ちが一つになって、協力会の前身である福岡市土木請負業組合が設立されました。その後、時代の変遷と共に団体の名称及び形態を変えて現在に至っています。
〈1950(昭和25)年5月1日〉  福岡市土木請負業組合
〈1971(昭和46)年4月1日〉 福岡市土木建設協力会
〈1980(昭和55)年4月30日〉 社団法人福岡市土木建設協力会
〈2012(平成24)年4月1日〉   一般社団法人福岡市土木建設協力会

これまで約70年間、福岡地域の経済の発展及び雇用機会の増進に寄与するとともに、企業体として最も大切なCSR活動(社会貢献活動)についても地域防災活動や違反広告物除却ボランティアなど半世紀以上に亘って実施してまいりました。その他飲酒運転撲滅運動や近年の自然災害発生時のリスク緩和のための防災士活動にも新たに取り組んでいます。

法人概要

法人名 一般社団法人 福岡市土木建設協力会
所在地
〒810-0004
福岡市中央区渡辺通5-16-13 柳川ビル2階 201号室
TEL 092-737-8700
FAX 092-737-8699
代表者(会長) 大野 太三
事業内容
  中小建設業振興のための経営の近代化及び合理化に関する事業
〔教育・研修、安全・災害防止、調査・研究、情報の提供ほか〕

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