重要なお知らせ

下水道本管更新工事における「ます及び取付管布設替工」に関するお知らせ【技術委員会】

2017-03-09
下水道本管更新工事における「ます及び取付管布設替工」については、福岡市道路下水道局への長年に亘る要望活動がやっと実を結び、下表のとおり改める旨の回答を得ていたところです。


 ◆道路下水道局が示した積算の考え方(28年10月公告分から)
   1.掘削工について
   掘削断面内に地下埋設が輻輳しており、機械による掘削が困難と判断される場合には、
   「人力掘削」とする。
   2.日当たり施工量について
   「ます及び取付管布設工」の日当たり施工量を実態調査に基づいた日当たり施工量に
   変更
する。
   3.既設管の撤去について
   平成28年度版下水道用設計標準歩掛表において、「既設管撤去」が新設されるため、
   既設取付管撤去工を計上する。
   4.資材の計上について
   現在使用している「市場単価」においては、下水道用硬質塩化ビニール管「JSWAS 
   K-1」に該当する材料費は含まれているが、利用頻度が高い「やりとり継手」は
   含まれていない。このため、今後は「やりとり継手」を計上する。
 
 
















この改定を踏まえ、当委員会において「取付管工事の単価見直しの効果」について検証したところ、「積算は改められているものの、設計金額にほとんど変化(増額)がない」という結果でした。〈*H28.6.3開札物件とH29.2.3開札物件で比較〉
その原因は次の二点にあると判断し、道路下水道局(下水道事業調整課)に申し入れを行いましたので協議結果をお知らせします。
 
①  「掘削工(床掘り)」が機械施工で計上されているが、実態としては機械が殆ど使えず既設管に注意しながらの人力施工となる。本来なら当初設計で現場条件に見合った歩掛を採用すべきと考えるが、当分の間は、設計変更にて対応してもらいたい。
 *例:(小規模)は「人力+機械施工」又は(現場制約あり)は「人力施工のみ」
②  「バックホウ」が0.28m3で計上されているが、0.13m3程度が適正と考える。
 
〈道路下水道局からの回答〉
① 現場の状況に応じて設計変更の必要があれば対応する。監督員に申し出てほしい。 
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